琴の葉、零れし咲。

零れそうな種を、失くさぬよう、しっかり結ぶ庭。

死の忘却

忘れてはいけないことがある。

 

忘れるべきこともある。

 

互いが互いを許し、助け合える日々は訪れるのだろうか。

 

今は否。抜け出せない日常に響く重い足取り。

その足枷を外す平穏は訪れるのだろうか。

 

息をして、命を貰い、また息をして。

 

辿り着いた場所が永遠でなくても

彼らには平穏という終わりが必要だ。

 

救われるべき命を。

願って。

 

*『幸せである前に』

『幸せである前に』

 


余人は空にレンズを翳し

私は道端の草花を撮った


ビードロ玉が落ち葉のように

どこに紛れているか分からない

目を凝らして見なくても 蕩けるような光の粒は

気に掛けない時にこそ 舞い落ちるものでしょ


見落とさないで 小さな聲を

忘れないで 今の暮らしを

感じるんだ 柔らかな命を

気付けるんだよ あなたなら

気付けるはずだね あなたなら


どこかで子どもが泣き続ける

私は友達と笑い合っている


一人でいようと誰といようと

生きるという目的が分からない

耳を澄ましていなくても 揺らめくような鐘の音が

気に掛けない時にこそ 道標と変わるだろう


見落とさないで 小さな聲を

忘れないで 今の暮らしを

感じるんだ 柔らかな命を

気付けるんだよ あなたなら

気付けるはずだね あなたなら


今なら分かる気がする

いつもの道を 今踏み締めて


今なら分かる気がする

いつもの道を ただ信じて

 

 

作詞:ザッキー

 

として。

はじめ。

 

今後、作詞(歌詞)を載せる時には、

記事タイトルの頭に、「*」を付けることで

区別していきます。

 

因みに、作詞の内容については、空想や想像、実体験、思想など様々です。

 

歌詞の書き方や手順、テクニックなどについては何も調べず、完全な自分の感覚で書いているため、

プロの作詞家から見れば、型破りだったり異端かもしれないです。

型破り……そんな格好良いものでもないですね。笑

 

*『贈り物』

『贈り物』

 

贈ることは どこまでも色褪せないね

 

華奢な向日葵が咲く頃は

庭木に止まった天道虫の羽が

真っ赤に燃えて 一日の始まりを告げる

もっと素敵にどこか穏やかに

あなたの帰りを待っている 昼下がりの日曜日

 

母がくれた黄緑色の絵葉書が

今も懐かしく 心にも咲いている

何気ない心配りのインクの香りが

うたた寝した落書きに 想い馳せる

 

贈ることは どこまでも色褪せないね

遠く故郷の空まで 飛んで行くんだね

言葉も笑顔も乗せて どこまでも

ちょっぴりふざけた似顔絵を添えて

 

健気に揺れる向日葵の花が

縁側から見える水やり如雨露が

真っ赤な色して 嬉しそうに頬に水を溜める

ぱっと開いて襟を正して

あなたが笑顔になるための 淡い夏の日

 

母が嬉しそうに笑った写真を

今も大切に 心に仕舞っている

何気なく書いたメッセージの最後は

「じゃあ またね」って 手を振りながら

 

贈ることは どこまでも色褪せないね

遠く故郷の空まで 飛んで行くんだね

笑顔も涙も全部 覚えてる

ちょっぴり恥ずかしい思い出は置いてきて

 

子どもの頃に買った綺麗なスニーカーは

今は色褪せて 使えそうにないけど

捨てられないのは 大切な思い出があるから

 

贈ることは 何でもない日々の中で

贈ることは どこまでも色褪せないね

魔法の絨毯が無くたって 飛んで行くんだね

言葉も笑顔も乗せて どこまでも

ちょっぴりふざけた似顔絵を添えて

 

贈ることは どこまでも色褪せないよ ずっと

 

 

作詞:ザッキー

 

 

鳴り、初め。

 

さて、新しい年になりました。

という挨拶が適切ではありません。

もう、前回の投稿から約2年の月日が経過しております。

 

昨年あたりから、とある理由で歌詞を書いたりするようになりました。

もちろん、作詞に関する学があるわけでも、こちらに対しての教えを請うた訳でもないので、世に出すようなプロの作詞家と比べられると雲泥の差でしょう。

 

また、メロディやコードがあるわけでもなく。

書いている最中に、なんとなくメロディを想像しながら書いたりはしますが。

 

ただ、これもまた遊びの一つ。

 

ブログというツールを持っているので、折角ですから、こちらにぼちぼち上げていこうかなと考えているところです。

 

続くかは分かりませんが。

よろしければ、読んで下さい。

 

結婚

帰り道を。

 

冬は空が近く、遠く感じる季節です。

其処にあるかのようで。

キラキラ。

 

冬の星が好き。

オリオン。

 

いつもよりゆっくり、小さな歩幅で歩く鍵盤の上は、冷たく静かに澄んだ冬の音が聴こえます。

 

都会に住んでいると便利さ故に気付くことのできない景色があるのかもしれません。

都会には憧れがあるけど、この景色の方が好きです。

午後5時半の冬の空、夕焼けの去りゆく空に輝く一番星があります。

 

そんな景色が好きな人。

歩幅を合わせて。

 

星の街路樹。