琴の葉、零れし咲。

零れそうな種を、失くさぬよう、しっかり結ぶ庭。

2022-01-01から1年間の記事一覧

死の忘却

忘れてはいけないことがある。 忘れるべきこともある。 互いが互いを許し、助け合える日々は訪れるのだろうか。 今は否。抜け出せない日常に響く重い足取り。 その足枷を外す平穏は訪れるのだろうか。 息をして、命を貰い、また息をして。 辿り着いた場所が…

*『幸せである前に』

『幸せである前に』 余人は空にレンズを翳し 私は道端の草花を撮った ビードロ玉が落ち葉のように どこに紛れているか分からない 目を凝らして見なくても 蕩けるような光の粒は 気に掛けない時にこそ 舞い落ちるものでしょ 見落とさないで 小さな聲を 忘れな…

惜しみながらも。

過ぎゆく冬。 来る春。 夏を待ち。 3月の夜が明けて。 体調を崩しやすい季節です。 皆さま、どうぞご自愛くださいませ。

として。

はじめ。 今後、作詞(歌詞)を載せる時には、 記事タイトルの頭に、「*」を付けることで 区別していきます。 因みに、作詞の内容については、空想や想像、実体験、思想など様々です。 歌詞の書き方や手順、テクニックなどについては何も調べず、完全な自分の…

*『贈り物』

『贈り物』 贈ることは どこまでも色褪せないね 華奢な向日葵が咲く頃は 庭木に止まった天道虫の羽が 真っ赤に燃えて 一日の始まりを告げる もっと素敵にどこか穏やかに あなたの帰りを待っている 昼下がりの日曜日 母がくれた黄緑色の絵葉書が 今も懐かしく…

鳴り、初め。

さて、新しい年になりました。 という挨拶が適切ではありません。 もう、前回の投稿から約2年の月日が経過しております。 昨年あたりから、とある理由で歌詞を書いたりするようになりました。 もちろん、作詞に関する学があるわけでも、こちらに対しての教え…